冬  の  色      鈍  色


作詞:Hiroto 作曲、編曲:小澤努
初出:2002年12月23日




どうしてだろう
ボクは前を向きたいのに
風は強すぎて

遠いあの日に
振り上げた足も今は
止まりかけている

鋼鉄の街の影
乾いたアスファルト
行き交う人の群れも機械仕掛け

冬の色 鈍色(にびいろ)
一途になり得ぬ心のよう
いつかこの暗き雲の隙間に
射し込む一縷の光を
ただ待つだけ ただ待つだけ


どうしてだろう
ボクは上を向きたいのに
雪は降りしきる

暖かな日に
夢見た晴れ渡る空は
浮かびすらしない

原色の消えた路(みち)
澱んだ木枯らし
揺蕩う小船は行く先知らず

冬の色 鈍色
岸に寄り着けぬ木の葉のよう
いつか吹き溜まる雪の切れ間に
色付く一輪の花を
ただ待つだけ ただ待つだけ


春の色 温色(ぬくいろ)
動き始めた時の音のよう
いつかくりかえす静(せい)の季節は
穏やかな記憶の中に
消え行くだけ 消え行くだけ
糧となるだけ 糧となるだけ




言い訳
 テーマは色です。
 ……というフレーズをどこだったかで見たんで、なんとなく書いてみました。
 冬だし……冬の色ってなんだろ、って。多分灰色だな、って。んでそれってどういうイメージか考えてたら、どんどん暗く暗く……。
 暗くなりすぎたんで、最後のサビだけは少し明るさを出しておきましたが。
 ちなみに「温色(ぬくいろ)」はボクの造語です。通常は「おんしょく」って読みますけど、こっちの方が響きもスキだったりしますけど、どうでしょう。


こちらの詩にも、をぢゃ君が曲を作ってくれました。
ありがと〜〜。

をぢゃさんのページはこちらからいけます→


戻る