校舎の端っこにある 小さな部室の中に
カバンを投げ入れたら 青い空の下へと駆け出そう
空港から飛び立つ 飛行機の影 追いかけ
どこまでも走れるように思えた夏の日
着の身着のまま飛び出した一人旅そのさらに先に
心に熱く感じるものがあったのならば
あの頃夢見ていたものは
今では笑い話なの?
そんな哀しい世界になど
陥りたくはないよね!
険しい坂道上り 木の根に躓きながら
誰にも秘密にした 僕等だけの基地へ顔を出そう
そこから見える夕日が あまりにも美しすぎて
つけたその場所の名前は単純「夕陽ヶ丘」
初めて見た二重(ふたえ)の虹をくぐり続く道の彼方に
名もなき形もなき街が見えたのならば
あの頃語った哲学は
くだらないとか思えるの?
そんなつまらない時間なら
過ごしたくなどないよね!
あの頃夢見ていたものは
今では笑い話なの?
そんな哀しい世界になど
陥りたくはないよね!
思いの丈をぶつけた あの大きな桜の木は
新しく出来た道に あっけなく消えていったけど
そんな話しを肴に やけくそに飲んだビール
懐かしく想い出すのは 風景よりほろ苦い味
語ることも無い筈なのに語り明かした夜の向こうに
かけがえ無いものその答えが浮かんだのならば
あの頃過ごした時々は
繋がり持たない過去なの?
そんなやるせない現(うつつ)なら
投げ出したくもなるよね!
あの頃夢見ていたものは
今では笑い話なの?
そんな哀しい世界になど
陥りたくはないよね!
春は花 草の風 霞む山 たわむれ鳥の声
夏は雲 波の唄 芽吹く木々 夕暮れ蝉時雨
秋は空 実る森 黄金色 稲穂が垂れ頭
冬は白 凍る月 夢を見た 花咲くこの大地
着の身着のまま飛び出した一人旅そのさらに先に
心に熱く感じるものがあったのならば
あの頃夢見ていたものは
今では笑い話なの?
そんな哀しい世界になど
陥りたくはないよね!
あの頃夢見ていた場所は
すでに忘れてしまったの?
そんな哀しい未来になど
足を向けたくないよね!
あの頃夢見ていた場所へ
今から歩んでいこうよ
今日という刻(とき)、積み重ね
辿りつくんだ明日へ
辿りつくんだ未来へ
あの頃見ていた場所へ
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