こういう時どうしたら良いのさ?
そう思わせる出来事がこの前ありました。
おいらのシフトは週2回。午後11時から朝9時の10時間というハードスケジュール。
しかも一人。
深夜はぽつぽつとタクシーの運ちゃんやスナックとかのお姉さま方がいらっしゃる程度。結構楽な方だと思います。
が、平日の朝はかなりきついです。
店の前は国道で、岐阜市へ通じる通勤路。近くには高校もあり、通学先が近く通勤先は遠いので、時間帯がうまい具合に符合し、店は人口密度を激増します。
だからレジ以外のことはあまり出来ないです。
まだサークルKはFFが中華まんとおでんとフランク数種類だけなんでらくだとは思いますけどね。
そんな朝のひととき。
やっと客のピークを過ぎた頃の出来事です。
そのお客さんは男二人連れで仕事の先輩後輩って感じでした。
缶コーヒー二つとパンをいくつかレジへ出し、先輩風の方のほうが言います。
「これとあと肉まん一個ね」
「はい。○○円になります」
まあ基本的な会釈ののち肉まんを取りに行くおいら。
レジに帰ってくるといきなりそのお客さんがうずくまっているではありませんか!
―――き、救急車か?!
と慌てるおいら。すると後輩風の人が呆れた表情でうずくまっている人の肩をたたきます。
「ん? おうおう。悪ぃ悪ぃ」
レジに戻ってきたおいらの顔を見上げると、そのうずくまっている人は平気な顔をして手を振ってきました。
怪訝そうな顔をするおいらにその人は付け加えます。
「いや、今ちょっと見学中でな」
「?????」
ますます分からなくなったおいらはその人の視線の先を見ていくことに。
視線は自動ドアの前、駐車場の方に向けられています。
そこにはさっきお昼ご飯になるのであろうおにぎりを買った女子高生が自転車に乗ろうとしています。
―――まさか……?
するとそのうずくまってる人がいきなり声をあげました。
「うわぁっ、おしい!! うまいこと乗りやがって!!」
一瞬しらけながらもおいらは一応口をあけます。
「あの〜〜……??」
「悪ぃ悪ぃ。見えそうだったもんでつい」
こういう時どうしたら良いのさ?
そう思わせる出来事がこの前ありましたとさ。
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