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MOVIE
Brad Dourif.web
Video Cover (USA)
  原題:Sonny Boy
邦題:ワイルド・ボーイ

1990年アメリカ映画
96分
日本劇場未公開

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Release Date
USA:1990/10/26
Filming Locations
Columbus, New Mexico, USA
Deming, New Mexico, USA
ビデオは日本版と米国版が発売されていますが、どちらも廃盤のようです。
輸入版ではレーザーディスクも販売されています。
STAFF
監督: Robert Martin Carroll/ロバート・マーティン・キャロル
製作: Ovidio G. Assonitis/オヴィディオ・G・アソニティス
脚本: Graeme Whiffler/グラーム・ウィフラー
音楽: David Carradine/デビッド・キャラダイン
Carlo Maria Cordio
製作総指揮: Moshe Diamant
衣装: Terry Dresbach
STORY
 1970年ニュー・メキシコ。砂漠の町ハーモニーに向かう途中の夫婦は、立ち寄ったモーテルで車を盗もうとした男ウィーゼル(ブラッド・ドゥーリフ)に射殺される。男は意気揚々と盗品売買のボス、スルー(ポール・L・スミス)のところに車と盗んだ品物を届けるが、車には赤ん坊が乗っていた。
 赤ん坊を見つけたスルーの妻パール(デビッド・キャラダイン)は夫スルーの反対を押し切り、二人の息子として育てる事になる。生後6ヶ月で両親を殺され、オカマの夫婦に育てられる事になったソニー(マイケル・グリフィン)。パールは母親としての愛情をソニーに注ぐが、スルーはほとんど拷問に近い試練をソニーに与え続ける。6歳の誕生日にスルーはソニーの舌を切り、ソニーは言葉を失った。17歳になったソニーは、拷問によって鍛えられた強靭な肉体と、優しい心を持つ青年に成長したが、スルーは自分に逆らう人間への制裁にソニーを利用し始めた。



ネタバレ&感想
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 町ぐるみの不正がはびこるニュー・メキシコの小さな砂漠の町ハーモニーを牛耳るスルー。物語はスルーの虐待を受けながら大人になっていくソニーの成長を追っていきます。父親の命令で人間兵器として使われてしまった17歳のソニー・ボーイは、住民たちに化け物扱いされます。ソニーの境遇を思いやる事もなく、集団でリンチを加えようとする住民たちの姿は差別に満ちていて恐ろしかったです。
 そんな住民たちから、ソニーを助けようとするのは、彼を治療したベンダー医師(コンラッド・ジャニス)と、唯一ソニーを理解しようとする恋人ローズ(アレクサンドラ・パワーズ)、悪ながらソニーを弟のように思っているウィーゼル、そしてあれだけ虐待していたスルーがパールと一緒になって、命がけでソニー・ボーイ、息子を守ろうとします。この人なりの愛情だったのかと、複雑な気持ちになってしまいました。
 ソニーは全焼した倉庫の下でただ一人生き残ります。鍛えられた肉体と、多分父親スルーが自分の体を楯にしてソニーを守ったからだと思いました。はっきりそのシーンが映るわけではないんですけどね。
 生き残ったソニーはベンダー医師による猿の舌の移植が成功し、言葉を取り戻すんですが、両親を亡くしたソニーの最後の言葉には、希望は感じられません・・・。

 ブラッド・ドゥーリフ氏演じるウィーゼルは、住民からも全然怖がられてないし、殴られてばっかりだし、情けない悪なんですが、自分ではスルーの片腕だと思っています。自分の殺人を自慢して喜んでるようなどーしようもない奴です。服装から行動、どれをとってもかなりぶっ飛んでて、コミカルなんですが、そんな中にちゃんとワイルドさや、優しいところが見え隠れしちゃう微妙なところも楽しめました。17年間を追っていく物語なので、ウィーゼルの服装や髪型もその都度変わっていきますし、いい加減な彼にも少しは成長が見られます。命賭けて戦うなんていうキャラクターでもないおかげで、中途半端に逃げ出してくれるので、この映画の中では殺される事もありません。それだけでも、ファンの私としては高ポイントです。卑怯者でも何でもいいから、生き残って欲しいんですよね。ウィーゼルの様々なファッションとヘアスタイル、そしてコミカルな演技が見れるという点でも、ファンにはオイシイ映画かなと思いましたが・・・、好みの問題かもしれません。

 オカマのパールを演じるデビッド・キャラダイン氏の女装は、私の想像をはるかに超えていましたが、見た目は別として、とても女性らしく、母性に溢れてたんじゃないかと思います。キャラダイン氏は多くの映画やTV作品に出演されてるベテラン俳優さんなんですけど、私はどうしてもTVシリーズの「カン・フー」が浮かんでしまいます。
CAST
David Caradine
デビッド・キャラダイン

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as...Pearl/パール
スルーの妻(ゲイ)で、ウィーゼルが連れて来てしまった赤ん坊を夫スルーの反対を押し切って育てる。パールは母親としての愛情を注ぐが、スルーの虐待を止める力はない。
Paul L. Smith
ポール・L・スミス

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as...Slue/スルー
ハーモニーの町を牛耳る悪、盗品売買業者。邪魔者は容赦も躊躇もなく殺してしまう残虐な男。スルーはソニーを息子として育てる事に嫌々同意するが、その育て方は尋常ではない。
Brad Dourif
ブラッド・ドゥーリフ

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as...Weasel/ウィーゼル
スルーの子分
車を盗もうとしたところをソニーの両親に見つかり、あっさり射殺して、車ごと赤ん坊を連れてきてしまう。口だけのいい加減な男だが、スルーにもソニーにも家族愛を持っている。
Sydney Lassick
シドニー・ラジック

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as...Charlie P.
スルーの子分
いつもスルーたちと行動を共にしているが、ウィーゼルと違いスルーに対しての忠誠心はなく、自分の利益を優先し、都合のいいほうに立ち回ろうとする。(私には一番冷酷な人物に思えました)
Conrad Janis
コンラッド・ジャニス

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as...Doc Bender/ベンダー先生
ハーモニーの町のただ一人の正義漢。市長を説得しスルーの横暴から町を立ち直らせようとするが挫折続き、酒びたりの日々を送っている。ソニーの境遇を知り何とか保護しようとするが・・。
Michael Boston(Michael Griffin)
マイケル・ボストン(マイケル・グリフィン)

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as...Sonny Boy
生後6ヶ月でウィーゼルに両親を殺され、ゲイの夫婦に育てられる。スルーの虐待で作り上げられた強靭な体と優しい心のアンバランスの中で、父親スルーに命令されるままに人間を噛み殺す。
Savina Gersak
サヴィーナ・ゲルサック

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as...Sandy/サンディ
スルーの横暴とソニーの殺人に立ち上がった住民のリーダー的存在。彼女を中心として住民達はソニーに制裁を加えようとする。(この人が一番怖かった・・)
Alexandra Powers
アレクサンドラ・パワーズ

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as...Rose/ローズ
ソニーの恋人。
Steve Carlisle
スティーブ・カーライル

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as...Sheriff/マディガン保安官
スルーから賄賂を受け取り、犯罪を野放しにしている。部下を殺されても何もしようとしない。
Steve Ingrassia
スティーブ・イングラッシア

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as...Deputy/保安官補
新任の保安官補。町のルールを無視して3人の行方不明者の捜査でスルーを訪ねるが、怒ったスルーに大砲で吹き飛ばされてしまう。
Robert Broyles
ロバート・ブロイルズ

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as...Mayer/市長
マディガン保安官の義兄でハーモニーの市長。スルーに逆らおうとしている事を知られ、殺人兵器となったソニーに殺される。
Jeff Bergquist
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as...Father Owen/オーウェン神父
Samantha Phillips
サマンサ・フィリップス

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as...Wife/妻
ハーモニーへの途中のモーテルでウィーゼルに殺されてしまうソニーの母親。
Dalene Young
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as...Doc Wallace(uncredited)
No Printing Christopher Bradley
クリストファー・ブラッドリー

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as...Husband/夫
車を盗もうとしているウィーゼルをとがめてモーテルで殺されてしまうソニーの父親。
No Printing Ivan Naranjo
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as...Sam/サム
No Printing Stephen Lee Davis
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as...Bart
日本版ビデオカバー
(廃盤)字幕
Japanese Video Cover
(NTSC)

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 Life is Gas様より登場人物の名前について教えて頂きました。

この作品の主な登場人物の名前は非常に象徴的で、実際には使われないものばかりです。
Slue → 道を外れること(外道)
Pearl → 真珠
Sonny → せがれ("Son"の愛称)
Weasel → イタチ、卑怯者
Bender(Dr.) → ねじ曲げるもの(工具)
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Friday, October 10, 2003