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数分間に込められた暗闇のファンタジー
ティム・バートンの初期監督作品

製作:ウォルト・ディズニー・プロダクションズ
ナレーター:ヴィンセント・プライス
ニューハリウッドINC
配給:ブエナビスタ・インターナショナル
上映時間:5分16ミリ
1982年度作品
ストップモーション・アニメーション

STORY
ヴィンセント・プライス ナレーション

ヴィンセント・マロイは7歳。
礼儀正しくて素直でとても心の優しい少年だ。
でも憧れは怪奇俳優ヴィンセント・プライス。
彼は妹や犬や猫と暮らしているが、頭の中ではクモやコウモリが同居人。
そこは彼が創り出す怪奇の館だ。
彼は位廊下を歩きながら人生を苦悩する。
せっかく訪ねて来た叔母もロウ人形にしたい欲望に駆られてしまう。
犬のアバクロンビーを実験台に、恐ろしいゾンビを作るのが夢。
ゾンビ犬と一緒に霧にむせぶロンドンで獲物をあさるのだ。

エドガーの本を読むヴィンセント
だが、そんな彼も人の子。
絵を描いたり、本だって読む。
ただ他の子と違うのは、愛読書がエドガー・A・ポーだということ。

ある夜、怪奇小説の一説に彼の顔は青ざめた。
何と恐ろしいことだ、愛妻が生き埋めにされていたとは!
死を確かめに墓を掘り返す。
その墓は母の花壇なのだが、彼は気づかない。
見つけた母は彼を部屋へ入れた。
本当は塔に監禁されて、そこで一生をおくる運命なのだ。
美しい愛妻の写真を1つ胸に。

塔に監禁される
監禁で気のふれた彼の塔へ、突然母が入ってきた。
「少しは外で遊びなさい!外はいい天気よ!」
彼は何か言おうとしたが、長年の孤独で力を奪われていた。
それで紙にペンで書いた。
「私は監禁されたままここで死ぬ運命です。」
母は言った。
「何を馬鹿をいってるの、空想もいい加減にしなさい!
あなたは、ヴィンセント・プライスじゃないのよ。
監禁もされていないふつうの男の子、ママの7歳の子供よ。
さあ、外で遊んできなさい!」
母は言うだけ言うと出て行った。


彼が壁の方へあとずさりすると、部屋がガタガタと揺れ始めた。
彼の錯乱は頂点に達する。
壁にはゾンビ犬の影。
妻が墓から呼ぶ声もする。
棺の中からうなり声を上げている。
壁の裂け目からはガイコツの手が。
夢の中から這い出た怪物たちが彼の奇妙な笑いを絶叫へと変える!
逃げようとドアに向かうが、その力もむなしく床に倒れた。
彼は息も絶え絶えに、ポーの「大鴉」の一説をつぶやいた。
「そして私の魂は床に覆う影に囚われ立ち上がることはない。もう二度と・・・。」

 STAFF
製作: ティム・バートン
製作: リック・ヘンリッチス
監督: ティム・バートン
脚本: ティム・バートン
デザイン: ティム・バートン
プロデュース: リック・ヘンリックス
技術監督: ステファン・チオド
撮影: ヴィクター・アブダロフ
音楽: ケン・ヒルトン
造形: 補足デザイン
アニメーション: ステファン・チオド

日本では"ジャイアント・ピーチ"公開時に二本立てとして劇場公開された。

COLLECTION

                  鑑賞
                 


Friday, June 21, 2002