山形プロジェクト
(ZAO−TAKASE PHOTO TOUR)
1996,8/17・18・19
最初に言うと、この旅行は2部構成になっている。1部は私一人の撮影行。そして、2部は蛍子との旅行である。2部ではツーショットの写真ばかり載せているが、記念写真、そして夫婦であるが故の写真である。ご勘弁願いたい。(私一人の写真よりずっといい?)
写真は山形新幹線「つばさ号である。車両が従来の新幹線よりほっそりしているため、ホームと車体の間はタラップを出している。新幹線のボンネットには何が入っているか子供の頃は不思議でならなかったが、答は連結器である。実際、新幹線が連結している姿は格好いいものとは言えなかった。奇妙な姿ではある。
私は終点の山形まで行くので、この銀色の車両に乗る。福島で東北新幹線と分割する。そこからが奥羽本線だが、過去に男鹿に行った時、「急行津軽」で山形は通り過ぎたことがある。
それにしてもこの新幹線の風貌たるや、まるでモスラの幼虫である。こんなんで本当に大丈夫か!という気になってくる。
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福島からは峠を越えて一気に山形へ。フルーツ王国を印象付けるかのようなビニールハウスの群れが峠を下ってからやたら目に付いた。
新幹線に乗っている間は天国だったが、山形に着いた途端に汗がどっと噴出してきた。「暑い!」、盆地特有の暑さだろうか。仙山線に乗り換える間も「こんなのでこの機材を持って移動できるのか?」と自問自答した。
最初の目的地は山寺。芭蕉の「閑かさや・・・」の句で有名な山寺である。駅に降りてまた絶句。「あそこまで登るのか・・・」
別に登らなくてもいいのだが、ここまで来て登らないわけにはいかない。途中で名物「玉こんにゃく」の串刺しを買って食べながら何とかお堂のあるところまでやってきた。景色は写真のごとく見晴らしはいい。ただ、人はひしめくくらいこのお堂に入っている。しかも疲れたので写真どころではない。単なる観光客として山寺は楽しませてもらった。
それにしても駅から見る山寺は、本当に「えー、あそこまで登るのか!」と思わせるに十分な高度感がある。
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山寺を観光した後は、仙山線を北山形まで戻って、左沢(あてらざわ)へと向かった。「せっかく来たのだから・・・」と、ありていに言えば、ローカル線乗り潰しだった。
特にどうと言う感想もなかったが、写真のように最上川に架かる橋が美しかったので記念写真を撮った。
この後は、再び左沢線に乗って山形まで戻り、霞城公園を散策した。その後、駅から徒歩30分の健康ランドに泊まることにしたが、この時はまだ連泊するなど思ってもみなかった。やはり「安さ」はそれだけ魅力なのである。
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山形に到着。左沢線の車内広告で3000円台の「健康ランド」を見つけ、早速電話で場所を聞いて泊まりに行くことにした。が、徒歩で目指すこと40分は優にあった。私の歩きで40分は3キロは越えている。立地条件からしてクルマ客相手の施設らしい。
しかし、この道のりでかえって山形市内を歩くことになり、写真のような数々の歴史を感じさせる建造物を訪れることができた(偶然のものもあったが・・・)。
健康ランドは平たく言えばサウナである。泊まりの客はBHみたいに荷物を預けてブラブラ外を出歩くことはできない。そういうところは大変不便なのだが、「出ない」ことを決め込めば、たいして退屈もせずに過ごせるだけの設備はそろっている。まあ、山寺、左沢、山形市街と機材を持って歩き回り疲れたこともあって「夜景」云々の欲もなかった。
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2日目。この日は終日蔵王だった。天気も良く、前日の疲れを除けば、まあ快適な撮影だった。
リフトに乗り、展望台に着いて見える景色が写真の「御釜」である。このスケールの大きさには驚いた。火山性の物質の影響か、火口湖らしい色合いで海とは違う「青」を見せてもらった。
蔵王そのものは国定公園なのでそこそこのものだと思っていたがこの火口湖については国立公園並みの景観だと感じた。
この後、熊野岳頂上に立ち、花期の過ぎたコマクサを2〜3見たが写真にはならなかった(腕がなかった?)」。
熊野岳山頂から、ロープウェー乗り場まではちょっとした登山(下山)道だったが、私と同じように御釜見物のついでにロープウェー乗り場を目指している年配の女性は何とパンプスで歩いていた。その他家族連れなども何組かすれ違ったりしたが、街中を歩くような格好であった。まあ、足回りは大事だよな、と思いながら見送った.。蔵王を歩いてみて、こうして簡単に登れる山は、逆に甘く見すぎることにもなるのかなー、などと考えたりした。
ロープウェーは1回乗り換えで蔵王温泉に着く。眼下の森林が冬には樹氷だらけになるとは俄かに信じがたいが、写真には収めてみたいものである。スキーができなくても撮影に来る人はいるだろうと思いながら・・・。
蔵王温泉では、土産物物色。私自身の土産は嵩張らないものを買うことにしている。デザインが気に入ればバンダナなどを買うが、ここにはなかったのでスキーシーズンのものと思われるステッカーを1枚だけ買った。
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3日目。この日は午前中で山形の撮影計画は終了。仙山線で仙台に抜けることになる。
撮影の場所は、仙山線で2日前に行った山寺の隣の高瀬という所。紅花の咲く地域として有名とのこと。スタジオジブリ制作のアニメーション「おもひでぽろぽろ」の舞台にもなった。紅花の花期は7月なので、訪れた時は当然摘み取ったような跡しか見ることができなかったが、実にのどかな感じにさせる「里」というイメージがぴったりするような場所だった。
最後は、ここから山寺まで歩いた。隣の駅ということで甘く見た。この日は昼前の11時半には仙台に着かなければならなかったので、山寺発の列車はもちろん調べておいたが、その列車に乗り遅れそうな雰囲気になってきた。のんびり歩いているわけにもいかず、バスを探して乗り込んだ。
そんな苦労をするのならその時間分高瀬でもっとゆっくりしていれば良かったのに、と思うのがフツーの人の感覚であろう。
本当にひとつところにじっとしていられない性分は困ったものである。もっと落ち着けないものだろうか・・・。
それはともかく、無事11:30に仙台に到着した。ここで蛍子と待ち合わせ。そこからは東北旅行の道中になる。
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山形プロジェクト おしまい
続きは、後編 東北二人旅で
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