撮影雑記帳 2005年7月編

 

7/5  蛍2005結果総括

先月は蛍撮影三昧。結果が早く知りたいので撮ったらすぐに現像だ。その現像が全部上がった。(未だに成仏できない撮影済みフイルムは数知れず・・・)力を入れて撮ったものなので忘れないうちにデータを整理しようと思ってのことである。逆に言えば、現像を先延ばししているフイルムなどは上がった段階でどういう状況でどういう露出で撮ったかだいたい覚えている(というか、露出を決めて撮っている)。蛍の場合、その幅が大きいのでできたものを見てすぐにメモでもしておかないと苦労が水の泡となってしまう。

で、写りはどうかというと、露出オーバーで真昼のようなものがなかったのは良かったとしよう。露出不足でも蛍の光跡は写っているので周囲の状況を写し入れるにはあとどのくらい露出をかければいいか見当はついた。しかし、次にチャレンジする場所で最低10分、様子見で15分というのは電池の消耗が課題でもある。それで写っていなかったら悲しい限りである。場所の選定も先月の雑記帳の通りなので、生き物のことだから来年はわからないが、再チャレンジの目安にはなる。来年はあちらこちらクルマを走らせなくても良さそうだ。

 

7/15 かっとばし2発!!

家に帰ると速達が来ていた。いつもの出版社で応募写真の返却はわかっていたが、「速達」というのは早く見なければ後悔するので早速目を通した。すると次号雑誌の特集で作例を4枚掲載ということだった。普段は絞り優先モードでしか撮らないので、シャッター速度は成り行きという場合が多いが、そのシャッター速度の効果についての特集なのでAEとは言え、データの付記として、覚えている範囲でその速度を割り出したりした(笑)。

その中には先日撮った蛍の写真も含まれていた。これは掲載のスピードとしては今までになく早いパターン(というか現像に一番早く出したのだから当たり前(笑))となった。4枚それぞれ趣の違うものでその辺は編集部の意向もあるのだろう。アマチュアスタッフのような感じで載ることになるが、気になるのは掲載スペースである。折角載るのなら大きいものでページ半分くらいで載らないかな、と思う。また、プロの先生と同じページで並ぶというのも非常に気分が良いので、それは大きくなくてもいいからそんな形で載ってほしい。是非とも編集部の方の尽力に期待したいところである。1枚の写真につき、150字の説明文・・・。実は文章を「わかりやすく」書くことが大の苦手であったりするのだが、それはこの文章を読んでいただく方(がいれば)には説明不要のことではある。

 

 手紙の話はここまで。もうひとつは別の出版社から電話がかかってきた。実は前もこちらの落ち度で二重応募まがい(というかそのまんま)の応募をして、審査ぎりぎりのところで直に編集部にかけあって応募を取り消してもらったことがある。今回も「応募控え」を見ると怪しいものがあったので編集部に一筆したためた。「その作品についての全ての権利を放棄する(大意)」と。Eメールでの連絡ができない出版社だったので書留の速達という大層な手段で手紙を送った。そんなことがあったので「お叱り」の電話だろうと首を据える感じで電話に出たのだが、結果は予想だにしないものになった。

応募した写真が「1等賞」になったという。実に驚きであった。しかし、写真の内容を聞いた瞬間、こちらの狙いがずばりと「北――――――――」というところで、応募者皆さんの裏をかいた作戦が今回は功を奏した形となった。テーマである「出会い」という解釈をどこまで広げるか、自分の解釈としては「独り善がりではあるが決定的な出会い」を撮ったわけで、それが複数の写真家の先生の目に留まったことはとても嬉しいことだった。

結果が出てしまったので、あとは選評を読む楽しみだけである。たまにはこうしたことがないと(趣味でいうところの)生活に張りが出ない。

まあ、嬉しいことにかこつけての戯言を書かせてもらった次第である。

 

7/20 アルプスへ

今月の応募雑誌は予選通過がちょぼちょぼで掲載されたものはなかったが、それはそれ。今はそんなことよりも夏の撮影ツアーのことで頭がいっぱいである。アルプスアルプスと唱えていたが、今年は鹿島槍〜針ノ木のルートを歩くことに決めた。駐車場は扇沢を利用するつもりだ。結局トレーニングだ何だといってもいい加減なことしかやっていなかったので大変体力的な不安は隠せないが、登山道は整備されていてかつ山小屋も適所にあるので体力を過信さえしなければ何とかなると踏んでのことである。何しろ梅雨明け10日という絶好の時期を確保できたので、あのアルプスデビューの再来を狙って「夏山賛歌」を写真に撮りたいと思う。やっぱりこうしたものは計画を立てる時が一番ワクワクする。

また、サニー号には頑張ってもらうつもりだ。

 

 

7/24 直前の決定

困った。台風が南にいる・・・。このことでここ3日間どうしようか考えている。普通なら沖縄の方をぐるっと回って直撃というところだが、太平洋高気圧の力が弱く関西から関東の間に上陸するようなことをどの天気予報でも言っている。縁起でもない。

しかし、この出発直前の決断となっては、「私の夏休み」はこの3日間しかないので(こういう自分の予定優先としたケースがいろいろな事故の伏線となる場合が得てして多いのであるが・・・)台風が2、3日後に来ると想定して(やっぱり)登れる山に登ろうと思った。そうして決めたのが鳥海・月山ツアーである。鳥海山が日帰りできる山かどうかは私の今の体力では怪しいところだが、(予約前提の)山小屋も数ヶ所あるので何とかなるだろう(そればっかり)と踏んだ上でのことである。

とにかく、嵐(になるだろう)のアルプスを避けて、予算のほとんどを高速代につぎ込むこの(突貫)計画に成果がないという失敗は許されない・・・。そうした意気込みを持って出発することに相成った。

 

 

7/25 庄内遠征

詳しくは山行記に譲るが、鳥海山日帰りはきつかった。仮眠2時間、標高差1200メートルを片道7.5キロ歩くのは午前3時に駐車場を出発しなければ無理であった。もっとも最大の誤算は、アルプス仕様でパッキングした荷物をそのまま背負って登ったことにほかならない。やはりボッカトレーニングをサボったツケはこういう形であらわれた。こんな調子では悪天候の鹿島槍の往復など良くて次の日の行程縮小か、悪ければ行き倒れにもなりかねなかったと思う。

しかし、鳥海山まで遠征した甲斐というものはあった。1日で夏山のいいとこ撮りという感じで、アルプスで歩きたかった大きな雪渓も歩けたし、きれいな花(ほとんど名を聞いてばかりいたが・・・)もたくさん見ることができた。これは体の疲れとは別に精神的にリフレッシュできた。

続く月山の日帰りだが、これは天候の急変から、やはり台風の影響と割り切って、8合目の駐車場で仮眠した後にそのまま下山。成績(?)としては1勝1分けといったところだ。登っていれば惨敗は必至だっただろう。珍しく自重した背景には、これがまた鳥海山日帰りの体力的なダメージがあったことは否定しない。悪天候の中、辛い登山をしたくないのは皆さん同じだろうから。

それにしても今まで庄内平野から仰ぎ見ていた、憧れの鳥海山に登れたことは感動ものだった。思った以上に大変だったのは体力不足もあったと思うが、山そのものも大きなものなのだと知るに至った。最後に言い訳をしたところで終わりにする。

 

7/26 アルプスは雲の中

詳しくは山行記に譲るが、台風接近の中、わざわざ庄内から糸魚川まで南下して、アルプスの様子を見て帰ろうという酔狂な手段に出た。結局アルプスは渦巻く雲の中で(どう見ても)あの雲を突き抜けたところで夏山の散歩ができる状態ではないだろうということをこの目で確認して長い長い帰路をサニー号とともに帰って来た。

全行程走行距離1500キロメートル。庄内地方は射程内だが、お金のある時にしか行けないな−(どこでも同じ)と学習(嘘)した遠征だった。

 

7/27 夏晴れを撮る

台風一過。夏休みが1日余った形になったが、家に帰ってしまえばボーズ、ボンズの面倒を見なければならない。この夜行を含めた3日間で生活のリズムは無茶苦茶になってしまったのでその面倒な面倒を見るのは実に辛いものがあった。しかし、冒頭のように天気はとても良い。この夏初めてと言っていいくらい空が青かった。雲もきれいに棚引いたりしていたので山でも撮れなかった夏空を散歩がてら撮ったりしていた。フイルムも余ったし、それは8月の恒例「伊豆下田」遠征の時にでも使うとしよう。

しばらくは体のダメージ残るだろうな・・・。やっぱりお座なりなトレーニングはまずいなー。

と、いうわけで今月はおしまい。

 

 

 

 

 

 

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