撮影雑記帳 2002−12月編
12/9
朝起きてびっくりした。周りは真っ白の雪景色だった。それでは撮らねばならないだろうといつものようにカメラを持って出勤したわけだが、これが悲しいことに持っていたフイルムがRVPしかなかった。三脚を持って出勤するわけにもいかなかったので、手持ちで見るとシャッター速度が1秒、PLはずしても1/2秒といういくらなんでも撮れない…。と断念。街中のスナップではそれなりの光景があっただけに残念でならない…。しかし、スナップ常用としている感度100もこの条件では生かせない…。やはりリバーサルも400の時代なのだとそろそろ素直(それまでは100にこだわっていたが)に認めようと思っている。本当に今日はそう感じた。スナップが400で撮れれば鬼に金棒ではないか!。今度ヨドバシでもキタムラでも行ってフイルムを買う時には「400もなければ後悔する」と唱えながらフイルムを1本でもいいから買うことにしよう。実に示唆に富んだ雪の日だった。
12/10
朗報である。11/30にも書いたのだが、12月の関門だった雑誌に山の写真が掲載された。選者は白籏先生だ。前回の富士山2発に続いて連続掲載である。しかし、載っている写真のラインナップを見てこれは薄氷を踏むような入選であったことを感じずにはいられない。私の作品だけは「地味」と評してあったことから目に付きにくい写真だったのだろう。しかし、白籏先生の選評には満足している。苦労して登った甲斐があったというものだ。
これで20日発売の雑誌2誌は左団扇なので、あと1誌、竹内先生の入選なるかといったところである。
12/11
久しぶりに晴れた。丹沢・箱根は真っ白だった。今日の状況ならRVPも使えたのだが、撮らなかった…。なぜか!。とても寒くて撮る気になれなかったのである。自分の事ながらこれは大変まずい状況だ。慢心している。それ以外に何が考えられよう…。今日のような美しい雪景色を撮らずして一体何を撮ろうというのか。自己批判したい。足元の霜もいい感じだった。見ていてわかっていながら両手をポケットに突っ込んで通り過ぎるなど、やはり慢心である。もっと貪欲に撮らなければ…。これも自己批判の対象だ。
しかし、確かに今日は手を抜いたなーと反省している。明日はこんな条件はないだろうから、もっと発見した光景を大切にしよう。
12/19
雑誌発売日。予定通り2誌掲載。と、言うことはあとは1誌の予選通過を除いては全滅である。敷居の高い雑誌の選評はやはり風景写真は出会いが大切とのこと、もっともそれを見抜く目は必要だ。またまた精進したいと考える。そしてもう一つ、これは例の中判カメラの生徒として参加した企画だったが、内容はともかく私の顔写真掲載に至っては正直、抗議モノである。肖像権云々の問題ではない。要は写りの問題だ。あの時編集者の撮った写真はまるっきりアンダーで私の笑顔は無駄になったのだ…。よって無愛想な横顔で掲載されていた。これは全国誌なので非常に辛いものがある。まあ、写真は顔で撮るものでもないのでこれ以上は書かないが、少しこだわってはいる…。
そうそう、あの慢心を反省してから、ヒコーキ雲と霜の写真を撮った。特に霜は通勤時に三脚を携帯して撮った努力賞もののカットである。最近はまた冷え込みがいまいちなのでそういった光景には出会えないが、それだけ微妙な自然現象なのだろう。機会を逃さず捉えたい。
12/23
祝日。昨日の天気は悪かった。この日の予報は晴れ。もともとの予定は伊豆の山から富士山でも眺めようと計画していたのだが、昨日の時点で丹沢に雪がうっすらと積もっているのが確認できたので、急遽計画を変更して丹沢の鍋割山に登ることにした。この登山の様子は「山行記」に譲るが、結果としては標高1200メートルで素晴らしい雲海が見られたことと、秦野市において積雪30センチの事実を確認できた実に感動的な半日だった。ほんとに雪が積もっているところはある一定の標高以上の場所だけだった。不思議なものである。しかし、何と言ってもあの富士山の超越したような姿には参ってしまう。やはりこの山を日常的に見られるというのは幸運と言うしかない。雲海からすーっとそそり立つあの姿はたとえ山が好きでなくとも美しいと思うだろう。写真の方はおかげで雪景色が撮れた。露出の感じを今確認しておけば、年始にまた雪の撮影に出かける予定なのでミスはしないだろう。それにしても丹沢恐るべし…。すっかり見直してしまった私だった。
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