撮影雑記帳 2002年 1月編
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今年の撮り初めは山梨は大菩薩嶺(2057m)の登山に始まった。写真歴10余年をしてついに高みを目指すことになった。これはひとつの気まぐれかもしれないが何より今までと違う世界が見てみたいという好奇心が大きいのでこれはこれで止めようがない。まあ、体力のあるうちに見ておこうという世界でもある。
先月の20日は写真誌の発売日だったが、何と3誌4枚の今までにない快進撃!かの山岳写真家の白籏先生からも講評いただいたということでこんごの山岳写真プロジェクトにいきおいはずみがついている。調子に乗りすぎるとすぐ遭難しそうになるのがこの男の性格でもあるので引くべきところは引いておきたい。そんなわけで昨年より掲げた年間10枚掲載の目標は辛くも達成した。しかし、これをあと4年間続けようというのが私の浅はかな目標でもあるのでまた今年からも変わらず雑誌応募は続ける予定である。ちなみにコンテストの類は入賞ゼロ。これは応募していないので仕方がない・・・。もう少し雑誌応募とコンテスト応募の予算の配分を考えなければならないだろう。
さて、山に登ることになってこのところそれなりの景色は撮れているのだが、今回は機材が完璧に(私の言う)登山バージョンで果たしてこれで行けるのかという試運転に値する山行だった。これが無理なら日本アルプスなどは麓から指をくわえて見ているしかないまさに高嶺である。
結果としては登山のテクニックを頭で学習していたことと実践が結びついてほとんど問題はなかった。これはこれでよかった。初の2000m峰の登山もそれなりに充実したものだった。
しかし、山の天気は変わりやすい。裂石では行きも帰りも晴れていたのに頂上付近から雪になり稜線ではあっという間に霧氷の世界。昼飯を食べている間は吹雪状態だった・・・。霧氷は寒風の中で何とか撮れたのは収穫といえば収穫だったが、富士山は下の方しか見られなかった。思ったより大きく見えた富士山に、「うーん残念」と思わずにはいられなかった。下山はあっという間に積もった雪道を行ったのだが、氷の上に積もった雪に足を取られ転倒すること2回。非常に恐ろしい思いをした。道が林道だったために踏み固められた道が氷になっていたらしい。新雪だー、なんてザクザクと踏みしめる感触を調子に乗って楽しんでいたが故の油断だった。ここに記すことで反省としたい。しかしまた背負っていたバッグがカメラ用のものでありかつ大きなものであったため頭部の被害はなく巨大なクッションの上で大の字になっているようなものだった(すごい間抜けな格好といえばそれまでだ)。
ともかくいろいろなことがこの山行で学べた。雪山を行くには全然だが(こんな言葉が出るというだけおそろしいが)冬山を行くには差し支えない結果となった。2、3月はもう少し標高を落としてみよう。
今までの撮影スローガン「CAPES & FIELDS」から「CAPES & PEAKS」に衣替えである。
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今日は成人式の日。蛍子が撮るのなら成人式の日がいいでしょう、と気を利かせてくれた。もちろん土日は子守りである。月に1、2度の撮影に出るにもなかなかこの辺の時間のやりとりのバランスが難しい。もっとも今の私にはこの1日をスナップに使うほど気持ちが今ひとつ前に向いていなかった・・・。成人式の風景をどこで撮ろうか、実際東京方面の電車に乗り込むまで絞りきれていなかった。
結局スタートは明治神宮で晴れ着さんを待つことにしたが、どうも気分が乗ってこない。まだまだ8時過ぎだったので登場までの時間にはまだ少しある、境内のスナップを撮りながら「そんな新しいタイプの写真は撮れないな」と判断し、原宿へと足を向けた。原宿駅前の歩道橋に上がってそこからの俯瞰撮影は自分でも満足している。だいたい30分くらい粘って3カット撮ることができた。
次は地下鉄に乗って湯島に行く。ここでは晴れ着さんより受験生と思しき年齢層が圧倒的だった。ここでは早咲きの梅と湯島天神の絵馬のスナップを撮って、不忍池を経由して上野公園へ。池ではカモメのスナップを2、3撮ったが公園では不発だった。
上野からは常磐線に乗って南千住へ。街歩きをしようと思い、三ノ輪橋まで歩く。街のスナップを数カット。三ノ輪橋付近の商店街から横にそれる路地の感じがいい。街歩きのスナップを撮ろうとうろうろしているカメラマンが多かった。
都電に乗り王子駅前へ。前に来た時は「北トピア」で北区の成人式に偶然通りかかってスナップを撮ったが、今回はどうかな、と思って覗いてみた。案の定たくさんの晴れ着さんがいたが、会場で撮っても意味ないじゃん、と王子駅前で通りかかった晴れ着さんをスナップして東京を後にした。会場だったら何も東京でなくてもいいのである。そんなことを考えた瞬間、撮りたいものは次だ、と横浜に向かった。
みなとみらいの薄暮を撮る。着いたのが午後2時過ぎだったのでまだまだ日没まで時間がある。みなとみらいはクイーンズタウンができる前のランドマークタワーに上って以来だったから結構来ていないことになる。いつもNHKのニュースで各地の夜景が映るたびに「こんなになっているのか」といつかはこの夜景を撮りたいと思っていた。
まずはロケハンとして付近をうろつく。今年の6月にW杯があるのでそれまでには赤レンガパークもその他の工事区域も目処は立つのだろうと思いながら散策していた。横浜税関のクィーンも化粧直しをしていた。東京ではいろいろ動きまわって落ち着かなかったが、山下公園まで歩いて大休止。とても落ち着く場所だな、と改めて感じた。
再びみなとみらい。午後5時前から撮影開始。冬は寒いが日の入りが早いので手際よく撮れれば早く帰れる。やはり空の美しさは薄暮に軍配があがるだろう。曇りが予想された天気だったが雲がかかることもなくPLフィルターの効果もそれなりに生かすことができた。レリーズを忘れたのには一瞬焦ったが、暗くてもバルブで撮るほどの露出でなかったので助かった。最大でも30秒の露出だった。まあ、あれだけ露出を押さえておけば何とかなっているだろう。
スナップの収穫はそれほどでもなかったが、横浜の夜景は当分撮らなくてもいいくらい満足の撮影だった。
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今日が写真誌の発売日だったとは…。1誌門前払い、1誌2次予選という結果だった。まあ仕方ないかなという感じ。選者も先月から変わっているのでそれで2次予選ならいい方だと思いたい。
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