最北プロジェクト(日本の最北端を目指して)

利尻・礼文・宗谷撮影行

2000,8,24〜8,30

いきなり蛍小僧登場。羽田から旭川まで飛んで、酔狂なことに旭川から稚内まで鉄道を利用することにした。この写真は留萌に向かう途中の比布駅での記念写真。個人的にこの駅に一度立ってみたかった。旭川に着陸する時には雄大な富良野方面の丘陵がのぞめたが、鉄道に乗ってまだこの辺は北海道だなー、というような感じはない。
ただ、稲が黄金色に実っていたり、セイタカアワダチソウが咲いていたのには一足早い秋を感じた。

宗谷本線の終着駅、稚内。途中、列車の停車時間をなどを含めて約6時間くらいの移動だった。
さすがに留萌以北は天塩川のゆったりとした流れを見ながら、「うーん、この先に何があるのか」というような所を1両のディーゼルカーは走っていた。
夏も終わりというのにいろいろな人がこの列車にも乗っていた。輪行の一団やビデオをまわしっぱなしのオジサンやら。抜海付近の車窓は秀逸だった。

稚内に到着して夕陽を撮るにはいい時間だったのでバスでノシャップ岬へと向かった。ここで違和感を覚えたのがバスの中。何と冷房がついていないのである。古いバスだからかと思ったが、ここ(道北)まで来ると路線バス程度では冷房を使うほどの日数はそう無いからなのではと理解した。
ノシャップ岬では利尻の島影をのぞむことはできなかったが、素晴らしい夕陽を堪能できた。 

 

稚内で1泊して、翌朝5時には港に立っていた。旅行中はいつもそうなのだが、「旅行中に限って」早起きの習慣が私にはある。写真は鴛泊(利尻島)行きのフェリー。シーズン中は定員オーバーで乗れないようなことも聞いていたので「超」早起きをした。おかげで乗ることはできたが、確かに間際になってツアーの団体が続々現れ、船内は相当な混雑になった。
稚内から鴛泊までは大体2時間の航海である。

 

利尻島上陸。天気が冴えない(というか、小雨交じりだった)のでフェリーからは利尻島の全景は見えなかった。少し残念だったが、ともかく到着。ここで2泊(湾内の民宿)した。予定は1日目は島を時計回りに1周し、2日目は利尻山(1721m)に登ることにしている。しかし、この時点での天気では登山はまずいかな、という感じだった。
港で地図をもらって写真の岬へと足を運んだ。

 


ぺシ岬。実に印象的な岬で、フェリーからも良く見えた。遊歩道が整備してあるが見た通り頂上まで登ると少し汗ばむ。景色は写真の通りで大海原をバックに白い灯台という所で、晴れていれば・・・と思うことしきり。あと写真ではわからないが、めちゃくちゃ虫(羽蟻)が多く、長時間の滞在は殊のほか不快である。防虫スプレーも全く効果は見られなかった。

 

鴛泊からバス島内線(時計回りかその逆の2系統)の時計回りに乗り、東の海岸線を一通り走破した後、鬼脇というところで下車。ここからオタトマリ沼を経由してメヌショロ沼湿原まで徒歩で移動した。天気は一時的な回復に向かっているようで陽がさすとここ利尻島でもとても暑い。クルマなどたまにしかすれ違わないが、観光バスの類はよく走っている。道路をよく見ると時々昆虫の交通事故の末路が観察できる。エゾゼミ、オオルリボシヤンマと私の住んでいるところではまず見られない代物だった。トンボの数から見てもこの利尻が水の豊かな島であることを物語っているような気がした。

26日。朝から小雨。宿の人に姫沼まで送ってもらい、そこからポン山の脇をすり抜けて鴛泊登山道の甘露泉まで向かう。前の晩は深夜まで雷雨で登山は絶望的かと思われたが、この天気なら行ける所まで何とかなりそう(かなり危険な考えではあるが・・・)と小雨決行した。前夜のことがあるのでもちろん三脚は不携帯、必要最小限の装備(いつでも逃げ出せる状態)で出発した。
甘露泉までで少し疲れたが、水分を補給して何とか上を目指す目処も立ち、ほとんど直登なのではないかと思われる道をひたすら登っていった。ハイマツがほどなく現れた時は北方の高山であることを実感した。海の方の展望はすこぶる良く、礼文島がのっぺりと、ぺシ岬がちょこんと見えていた。しかし、ピークは長官山に遮られ見ることができない。

 

長官山からはピークを望むことができ、その威容に圧倒される思い。あんな所で悪天候にあったら「死ぬなー」と恐怖も少し入り混じる。いくつかのパーティと絡むような形でペースを調整しながら登って行った。頂上近くなると足場が急に悪くなり、下手に歩くと落石の原因をも作りかねない、慎重を要する登りになった。それにしても海抜0mから一気に1700mを登るということがこんなに辛いとは、想像を越えたものだった。
写真はもう頂上間近の所から沓形方面の登山コースを撮ったもの。当初はこちらを下山ルートにしようと思っていたが、水場が無いのと、あの甘露泉のおいしさをもう一度味わいたいがために来た道を引き返すことになった。

そして、約5時間の登りの末、標高1721mの利尻山北峰に立つことができた。上空は青空でこの上ない自然の演出に感謝した。「雲上の塔」に相応しいローソク岩は実に奇観であり、素晴らしいものだった。ここに来たものしか見られないものを存分に見ることができた。
利尻島でのクライマックスとでも言うべき、利尻山登山は無事成功。登山の経験は2000m弱級ならわりと経験はある方だと思っているが、この山はきつかった。やはり標高差と見た目にもわかる勾配が足場の悪いところでだんだんきつくなってくることが標高以上のきつさを生んでいるんだろうと思わせた。それにしても崩壊の激しさも目を見張るばかりの山だった。今回の旅行で登れたこと、やはり天運としか言いようがない。本当によかった。

利尻では高山植物を見ることを楽しみにしていたが、ほとんどの花期は終わってしまったようで見ることができなかった。しかし、麓では民家の庭先にリシリヒナゲシの花が咲いていたり、写真のように高山植物園(単なる庭と呼べなくもない)があったりして見たいものは見ることができた。
コマクサって利尻に自生していたかなー、というような勉強不足は棚に上げて、過去に蔵王でコマクサの撮影に失敗しているので、これ幸いとこの場を借りて撮影した。
利尻でおいしかったものは宿で出たバフンウニの一夜漬けというものだった。

27日。利尻から礼文に向かう。写真は一足早く出港した稚内行きのフェリーを見送る光景である。ユースホステルの関係者が宿泊してくれた人にエールを送っているように見えた。ひとつの名物なのだろうが、北海道旅行の特色の一つでもあると思い、そのおおらかさに「せめて学生の頃にこういう旅行もしておくべきだった」という気持ちがした。
今では撮影の予定が優先されるので宿泊先はたいていはBHか、さもなくばこういうわがままな宿泊者の要求を聞いてくれる民宿くらいのものである。

 

礼文島上陸。最初に向かったのが地蔵岩。もちろん徒歩。観光バスが抜いたり、すれ違ったりは利尻の時と同じである。元地トンネルをくぐるとそこは断崖の世界。礼文島の西海岸の迫力に押しつぶされそうな感じだった。
写真は「桃岩」。この岩をほぼ同じ高さから見られる「桃岩展望台」からの景色も秀逸だったが、近づいてみると人の顔に見えなくもない。
岩肌は節理が発達して物凄い「形相」である。

地蔵岩を一瞥し、桃岩から知床までのコースを歩いて知床に投宿した。

スコトン岬。礼文島の最北端という触れ込みである。前夜は宿のおかみさんとミーティングを行い、「礼文のここを見て欲しい」というのでまんまと乗せられてしまった。それだけ勢いのあるおかみさんだった。
スコトンから礼文西岸の4時間コースを歩いたが、とても素晴らしい光景の連続だった。その一つはゴロタ岬であり、澄海岬だったりする。

遊歩道では先日紹介した羽蟻が襲撃してきた。本当に虫よけスプレーなど効かないところが大変困りものである。私はタオルを振り回して迎撃した。

スコトン岬から(写真に見える)ゴロタ岬を経て、鉄府の海岸に到達。この海岸では「穴開き貝」という礼文で手に入る金のかからない土産が落ちている。

何の事は無い貝殻だと思って見るときれいな穴が貝殻に一つあいている。そういうものを見つけようとなると、やれ形のいいのとか、大きいの小さいのとかこだわってくるので結局30分くらい休憩を取って探していた。その辺に落ちている貝殻のほとんどに穴が開いているので探すのには苦労しない。なんでこんなものがあるのだろう、という疑問はあったが、知る由もなく立ち去った。

香深から徒歩で礼文林道を北に向かい、「ウスユキソウ群生地」を越えた頃、礼文滝への分岐に入り、ちよっとした窪地の森を抜けるとこの景色が待っている。宿のおかみさん曰く「ハイジの丘」というところで「是非見てきて欲しい」という一押しの場所だった。写真ではわかりにくいがこれが結構切れ込んでいるV字谷で、とても美しい景色だった。この直後空が晴れ渡り、谷あいの緑とのコントラストがまた一層強まって「いいものを見たなー」と独り悦に入っていた。
この下流が礼文滝で、高さは無いが海鳥が水浴びをしていたりするなかなか面白い滝だった。

利尻・礼文に2泊ずつして感じたことは、両方の島に抱いていたものと、実際に行って見た印象がまるっきり逆のものだったこと。利尻は高い山があるから男性的、礼文は「花の島」だから女性的などと思っていた自分がアホであることを悟らせるかのようにその魅力をこの島々は見せつけてくれた。

写真は礼文から稚内へ向かうフェリーから利尻島を撮ったもの。洋上の孤峰に相応しい端正な姿はまさに「利尻富士」だった。

再び稚内に戻り、バスで宗谷岬に向かう。利尻・礼文でもう十分満足していたのでこの岬の訪問は、日本の最北端へ行くという観光以外の何物でもなかった。岬では記念撮影をしたり(写真)、うに丼を食べたり(感動するというほどのものでもなかった・・・)して帰りのバスの時間まで過ごしていた。

そう、天候にも恵まれてさらに北方のサハリンも見ることができたよー。

(余談)宗谷地方は日本に限って言えばそのほとんどに「最北端」を冠することができる。

宗谷岬の周辺では特に、どんなものにでもその「称号」が与えられていた。
まあ、みやげ物屋さんだけだろうと思っていたら、バス始発の大岬までとぼとぼと歩いている時にこんなもの(写真)まで見つけた。
「最北端の派出所」なのだそうだ。私にとってはどうでもいいようなこの施設も、きっと警察のファンにとってはたまらないスポットなのだろうと思いながら写真を撮らせてもらった。

因みに岬でうに丼などを食べていたから「最北端の郵便局:宗谷岬郵便局」で旅行貯金をし損ねた。ちょっとした調査でわかったことなのに行き当たりばったりなことばかりしているのでこんなところで後悔する。まず2度目は当分来ないところだから・・・。

北海道撮影行最終日。お金がなくなってきたので南稚内駅から稚内空港まで歩くことにする。飛行機は午後なので、ちょっとしたハイキング(情けない・・・)である。

それにしても北海道はいろいろな旅行スタイルの人がそれとわかる姿で旅行しているので本当に面白い。空港に行く途中でも徒歩旅行者と5人くらいすれ違った。
写真は空港近くの白鳥飛来地「大沼」。対岸の発電用風車の向こうに利尻山がちょこんとその頭を見せていた。

稚内空港到着。小ぢんまりした空港。時間があったので展望デッキで数少ない便を見送ったりする。ジャンボが来る時間を見計らってか、幼稚園の一団。話し振りから見ると年に数回見学に来ているような感じがした。そんな一団と私しかいないある夏の展望デッキだった。

利尻便のツインオッター機やYS−11を見ることもでき、特に航空ファンでもないけれど何枚か写真に撮っておいた。

稚内からのANA便は飛び立つと稚内上空で旋回し、利尻島を右手に見ながら北海道の西岸を南下する。流れる川は蛇行して沼は逆光に煌いている。
石狩湾を望めるところからちょうど前線なのか厚い雲の境になる。もう下は雲ばかりで、唯一羊蹄山の頂上がそれとわかる形でしばらく見えていた。

最北プロジェクト:おしまい

[PR] | ハウスクリーニングデータ復旧FX転職サイトSEOアクセス解析ハウスメーカーレンタルオフィスSEO対策消費者金融不動産担保ローン時計車 買取ハワイ挙式アスクル転職生命保険テンプレート沖縄旅行動画免許合宿二輪引越し消費者金融税理士ゴルフ会員権留学レーシックマッサージFX投資信託くりっく365アフィリエイト育毛剤FXホームページ制作デイトレードFX海外現地情報ホノルルマラソンベスト ハワイ ホテル レーツバリ島ハワイウエディングHawaii hotelsHawaii Activitiesbhhr
【運営会社「パラダイムシフト」サービス】 ハワイ現地オプショナルツアーリラックマ.) - ビジネスクラス航空券 - 格安航空券(1) - 格安航空券(2) - 海外ホテル - 韓国旅行
無料ホームページ作成 - レンタルサーバー - 携帯ホームページ - ブログ - ホテル 予約 - タイムシェア - ヴィラ - ハワイ コンドミニアム - バリ島 ホテル - ハワイ 不動産 - プーケット ホテル
[PR] 美容整形外科を選ぶならこちらから。まずは比較してみましょう