トルコ紀行

ご案内の地図、ベルガマの位置が北により過ぎていました。
今回訂正しておきます。
イズミールはトルコ南部の大都会です。例に漏れずこの街にも遺跡がありますがマイナーです。発掘品は美術館に納められています。

第十一話  イズミール

4月1日、ベルガマからイズミールへの途中、エーゲ海が見えた。青い海と遠くの島、貨物船がゆっくりと航行していた。
イズミール近郊には石油精製基地がありトルコ・エネルギーの要になっている。


イズミールはイスタンブール、アンカラ(首都)に次ぐトルコ第3の都市で、人工300万、エーゲ海に面した天然の良港で紀元前10世紀頃から栄えてきた。
いまはトルコ南部の海陸空の交通の要衝であり、港には船が絶えず出入りする活気のある大都会である。
港は湾内にあり、水質は悪く、最奥部は油くさい。水質改善に努めた結果良くなったと言われているが、締め切ったバスの内部にも少し匂って来る。

4月2日
朝8時30分ホテルを出発。市街地を抜け山手への坂を登り、エフェスを目指す。大都会だけあって交通量も多く朝は通勤ラッシュである。ここのタクシーはアメリカと同じイェロー・キャブであるが、スペルは『TAXI』でなく『TAKSI』である。ローマ字読みだから親しみやすい。


この都市も山手にかけて新しい小住宅の建設ラッシュである。地方から港湾荷役の仕事を求めて労働者が流れ込んでいる。低所得の労務者は山手へ住み、富裕層は市街地の高級マンションに住む構図になっている。


トルコどこの大都市でも同じようで、低所得層は通勤に時間がかかり、水の出の悪い山手へ住まねばならない。バスなどの公共交通機関がない場所に住むから、乏しい家計からバイクや小型車をやりくりしているようだ